DINOSAUR OF COWARDというバンドのギター担当のひっそりブログです。
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大学生の就職活動はいつもなら、大手企業が3~5月上旬、中小企業は4~6月がピーク。だが、震災後に様相が変わった。
そうした混乱に多くの学生が頭を痛める。新潟経営大学(加茂市)の阿部敬介さん(22)は震災直後、希望していた県内企業から試験日程を延期する、との電子メールを受け取った。その後、「試験の再予約を」とメールが来たので、翌日に予約しようと企業のサイトにアクセスしたら、すでに「定員オーバー」。「しっくりくる社を探すのは大変だったのに……。切り替えるしかない」
来春卒業予定の学生への求人を新潟大学(新潟市)に出した企業は3731件(4月1日現在)と例年通り。だが、同大キャリアセンターは「企業からの報告がなくても、採用の中止・延期をしている例があるため、今から対策を検討している」という。
新潟国際情報大学(新潟市)にも、採用日程を延期した企業の情報がいくつか入っている。担当者は「今年は昨年より良くなると思っていた矢先だったのに」。履歴書の書き方や、筆記試験対策など実践的な対策に力を入れている。
「サイレント」。震災後、学生たちの間で、そんな隠語が飛び交い始めた。突然、企業と連絡が取れなくなるという意味だ。
美術教員志望だが、一般企業も視野に入れている新潟大学教育学部の星野りょう子さん(21)は、3月に選考が始まるはずの東京の企業が音信不通に。「星の数ほどある企業から、やっと見つけた会社がサイレントになると焦ります」
同大大学院の男子学生(23)の場合、「本命」だった大阪の企業からの連絡が途絶えた。2月末にエントリーシートを送り、返事を待っていたら、震災直後に「東日本の学生は5月以降に試験を行います」と連絡があった。
だが、5月末になってもなしのつぶて。学生同士が情報交換しているサイトをのぞくと、その企業から連絡を受けている学生がいることを知った。「受験している立場なので、企業には強く言えない。ショックだけど、あきらめて次を受けるしかない」(高岡佐也子)
ソース:mytown.asahi.com/niigata/news.php
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